第31回 愛知県作業療法学会

第31回 愛知県作業療法学会

プログラム

講師への質問募集

事前にご参加の皆様から講師・演者への質問を受け付け、学会当日に講演の中で回答をいただいたり、質問に答えていただく時間を設ける予定です。
以下のフォームよりご質問をお送りください。

教育講演 テーマ:未来の作業療法について

  • 作業療法 未来への提言
    ~5年後、10年後、その先の私たちに できること~
    講師
    山本 伸一 先生(一般社団法人日本作業療法士協会 会長)
    作業療法の力~治すこと使うこと~
    講師
    野間 知一 先生(日本福祉大学健康科学部リハビリテーション学科 教授)

    教育講演は、臨床や教育研究の現場で活躍されているOTの方に、現在どういった活動をされているのか、また、5年後、10年後、その先の時代に私たちOTはどうあるべきなのか、現状の課題と今後の可能性についてご講演いただく予定です。
    学会に参加する皆さんの中には、OTとしての自身のあり方や今後について悩んでいたり、将来に不安を感じている方もおられると思います。この教育講演を通じて、参加者それぞれがOTの今後について考え、OTとしての明るい未来を感じられる機会を与えられればと考えています。

市民公開講座

  • AYA世代のがん患者支援について
    講師
    大木 麻実 先生(国立がん研究センター中央病院 骨軟部腫瘍・リハビリテーション科 作業療法士・AYAサポートチーム)
    他にAYA世代のがんサバイバーの方をお招きし、当事者の視点からお話をしていただく予定です。

    AYA世代の「AYA」とは、Adolescent and Young Adult(思春期・若年成人)の頭文字をとったもので、AYA世代は多くの人にとって進学、就職、結婚や育児などライフステージの中で大きな転換期を迎える時期でもあります。
    このような時期にがんと診断されると、がんそのものや治療により、心身にさまざまな影響を受けるだけでなく、就学や就労、経済面、妊孕性など、多くの課題に直面することになります。
    また、成人のがんに比べて活用できるリソース(資源)や情報が少なく、支援者としてもAYA世代のがん患者との関わりに悩むことが多いと思います。
    学会に参加される皆さんの多くは、YA~Young Adult世代になるかと思いますが、身近な問題としてAYA世代のがんの実情を知り、必要な支援について一緒に考えていきたいと思います。

    詳しくは市民公開講座ページをご覧ください。

ワークショップ

  • ① 作業遂行6因子分析ツール(OPAT6)について
    「OPAT6使って作業療法を考えてみよう」

    『私達が作業療法の治療対象としている人々は、なぜ生活行為をうまく行えないのでしょうか?』…対象者の現状の作業遂行を最もよく表すと思われる状況を「主体的な作業の実行状況」として示し、実行状況の背景にある要因がどのように関連しているのかを多角的に分析して、介入方針やアプローチの立案を導くツール、それが作業遂行6因子分析ツール(Occupational Performance Analysis Tool with 6 Factors :以下OPAT6)です。OPAT6で状況を可視化・整理することで、対象者と作業の関係を捉えやすくなり、OTが対象者の生活・人生の可能性やきっかけを引き出す手掛かりとなります。今回、OPAT6の基礎を解説するとともに、演習も交えて、参加者の方々と一緒に「主体的な作業の実行状況」について理解を深めたいと考えています。

  • ② メタ認知トレーニング(MCT)について
    「臨床や現場教育で役に立つ!明日からすぐ活用できる!メタ認知トレーニング(MCT)を体験してみよう!!」

    認知的アプローチに基づくリハビリテーションの一つに、メタ認知トレーニング(Meta-Cognitive Training:以下MCT)があります。
    メタ認知とは自分自身を客観的に認知し俯瞰的に考える能力のことを指します。そして、MCTは主に統合失調症に対して開発されたもので、妄想を持続させる認知バイアス(考え方の偏り)をクイズや話し合いを通して間接的に修正していくツールです。
    今回は体験型ワークを中心に行いMCTのポイントを楽しみながら知っていただき、最後に実践報告を行います。多くの方が気軽に臨床で活用できるきっかけとなるような会にしたいと思います。

一般演題

(Web上での発表予定)

体験型機器展示

  • 3-ingを実体験~セラピスト×福祉機器メーカー コラボ企画

    学会会場の地元企業・株式会社一宮福祉サポート様と株式会社モリトー様のご協力のもと、リフトを用いた「lifting」、車椅子の「seating」、ベッド上での「positioning」の3つの-ingに関して、福祉機器の 実際の活用方法を作業療法士がレクチャー、実演し、使用体験していただける企画です。
    日常の臨床で、移乗やシーティング、ポジショニングにお悩みのある方、この機会に勉強したいと思っている方など、奮ってご参加ください!

愛知県作業療法士会